第19回

まず、裸になってみる『How to Look Good Naked』

*2006-2007年 英国のfree週刊紙「UK JACK」にて掲載されていたものです。写真は一部加工されています。

罰ゲームではありません!

飽くなき美への探求です。

『How to Look Good Naked』が1時間に拡大されて帰って来た。

スタイリストGok Wanによる、女性が美しくなるための美容術がつまった番組。

というと、聞こえがいいが、画面を直視できない人がいるかもしれない。

なぜなら、日本ではあり得ないショットが満載だからだ。

     あり得ない ~ 中くらい ~ 画面いっぱいのお尻フリフリ。

日本では「タモリ倶楽部」でおなじみのショット。

『How to Look-』のお尻はモデル並みの女性のソレではなく、

巨大なものからパンツなしのもの、

巨大を超えた莫大級のお尻も揺れる。

     あり得ない ~上級 ~ ブラ無し、パンツ1丁トーク。

日本ならまずモザイクがかかる。

もちろん豊かなバストあれば、

その真逆もあり、

豊か過ぎるバストも。

大抵のみなさんは隠すことなく胸をあらわに「自分の体のココが嫌いなのよ」とフツーに話す。

嫌いな部位はお腹周りやお尻のたるみだったりして、またそこのアップが強烈。

      あり得ない ~超ド級 ~ 100人の素っ裸に近い女性の襲来。

ブラとパンツのみ、本当に素っ裸。

様々な裸に近い女性のみなさんが、

美容品のお試しに挑むため、

そのブツへ向かって突進し、

群がって行くのだ。

ほとんど罰ゲームに近い映像だ。

しかし番組のコンセプト「自分の裸に自信を持ちましょう」を考えれば納得がいく。

日本では間違いなくかけられる、裸の胸部へのモザイク。

モザイクがかかっているからなんだか見てはいけないモノを見てしまった気分になるのであって、

堂々と見せてくれた方がスッキリする。

「あぁ、人間も動物の一種だったよね」と気づかせてくれる。

『How to Look-』はそんな番組だと思う。

そこにカリスマ・スタイリストの美の伝授と、最新ファッション情報が加わるのだからこれほどお得な番組はない。

美容整形手術なしで美しく変身しようという試みも好きだ。

自分の裸、つまり現在の素の自分を、体を通して見つめ直し、変身を試みる。

もちろん素の自分には今までに蓄積されたしわや、贅肉といった余計な脂肪までついている。

それを洋服で隠して、ごまかして生きて来ちゃったから、

いつの間にか自分の裸に目をつぶってしまう世の中になったのだとテレビッコは思う。 

「ブラをとれ!デカパンなんて窓から捨ててしまえ〜!」

コルセットをつけてでも美しくなってやる。

そのためにはまず裸になってみないとね。

ところでみなさん平気で脱いでますけど、

Wanさんって、一応男の方なんですよね〜。

*2006-2007年の情報です。

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