帰って来た『Big Brother』
デキすぎです。
『Big Brother』復活のシナリオ。
今年1月B-B houseで何が起こったか、皆さんまだ憶えていますね。
人種差別的発言で大騒動を起こし、たった26日間で放送を終えた『Celebrity Big Brother 2007』。
「人種差別」だったのか「競争心による下品な物言い」だったのか。
正式な決着はつかぬまま、後日談も聞かなくなったと思っていた5月の半ば、
テレビッコは小さな記事を発見した。
<Big Brotherの制作プロダクション、元イタリア首相ベルルスコーニ氏の関連企業がお買い上げ>
「へぇ〜そんな絡みになったんだ。
待てよ、確か昨日もB-B関連の記事を見たような…」と、
5月14日の新聞を読み返したら、ありました。小さな記事。
<Big Brother、8シリーズ目のhouse只今建設中>
B-B復活劇は着々と進んでいたのです。
ひっそりと。
B-B houseでつらい目にあったBollywood女優Shilpaさんの映画がロンドンで上映されている裏で。
Shilpaさんのコトがあったから?と思いたい程、
Bollywood映画の撮影が英国内で行われているというニュースが流れる裏で。
ここから先はテレビッコの憶測です。
確たる証拠のない文章を書くのは卑怯ですが、
どうも諸々の情報流出タイミングが
現シリーズの「まずは女性だけのB-Bで再スタート」に向けて仕組まれていたように思えてならないのです。
まず、番組セットをつくるには、番組自体の内容をほぼ決めていなくてはならない。
5月早々にB-B house再建をしていたとなると、
少なくとも3月ぐらいにはもう復活へ向けたシナリオがあったはず。
Ofcom (いわゆるメディアの番犬的機関)の決定はさておき、です。
同時進行で11人の女性出演者のキャスティングもしていたのだろう。
問題は情報操作。
下手に早期に復活の噂が流れては、また論評の対象になりかねない。
Channel 4は何も明かさず、5月半ばにポロリと情報が漏れたが大々的には宣伝しなかった。
いよいよOA1週間前の5月24日、ようやくか、慌ててか、OfcomがChannel 4に「謝りなさい」命令を決定。
そのニュースが世に出る事で、B-Bはまた視聴者の皆さんの感心を集めた訳です。
Ofcomの決定の善し悪しを論ずる間を与えず、
OA当日「女性だけでスタートするらしい」情報と、心ばかりの謝罪をしてB-Bはするりと復活。
Channel 4の番組欄はまたまたB-B関連だらけになったとさ。
B-B復活を歓迎するか否かは視聴者の皆さんが決める事。
かわいそうだったのはB-B復活日の真裏に放送されたもう1つのリアリティ番組『The Apprentice』 。
5月30日のOAばかりは数字をB-Bに持っていかれ、
視聴者からFired!されちゃいました。